2月に入り、ここしばらくは椅子を作っています。
依頼主はドイツ在住の友人のデザイナーです。
昨年には、彼がデザインした、Bar Keller、Bar Cave de K の
家具製作を担当させてもらいました。
今回の椅子はドイツで使うために製作しています。
日本で作るんだから日本の素材を使おうということになりました。
木部は山桜を使います。
こちらは木取り前の荒木の状態です。
座面は革張りで、革も日本産のものを使います。
日本産の原皮を使用した、タンニンなめしのヌメ革です。
今回は4脚の製作で、牛一頭分を使用します。
まず、原寸図面をドイツからデータで送ってもらい、
原寸のサンプルを製作しました。
それをもとに、帰国時に打合せ。
サンプルを削り直したり、パテを盛ったりして、
彼の理想のラインを作り出していきました。
そしていざ製作。
今週、ようやく形になってきました。
次は仕上げ削りです。
平山家具製作所 http://kagu.hirayama-ten.com
平山日用品店 http://hirayama-ten.com
宇治市槇島町十八52-7
0774-22-3144
前回の日誌で紹介したテーブルと同じ頃に製作したダイニングチェアです。
丸棒を使ってシンプルな椅子を作ろう、ということで
試作を重ねて昨年の暮れにできました。
こういうタイプの椅子の座面は、ペーパーコードや藤、
コットンテープなどで編んであるものが多いと思います。
そういう座面も作ったみたいと思っているのですが、
まずはうちらしくファブリック張りでいくことにしました。
貫は全て丸棒なので、座板の納め方を工夫しました。
そして、背もたれがポイントです。
背のあたりの良さや、見た目のバランスなど、
試作での検討では一番時間を掛けました。
その甲斐あって、きれいにまとまったと思います。
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新年を迎えてから半月以上も経ってしまいましたが、
遅ればせながら新年のご挨拶を。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
そして、昨年紹介できずに年を越してしまった新作のテーブルをご紹介します。
言い訳ですが、脚の末広がりな感じがなんとも新年ぽいですね。
天板と脚と金物というシンプルな構造です。
幕板をなくしてすっきりと仕上げました。
このテーブルはお店に展示しておりますので、
ぜひ実物を見にいらして下さい。
オリジナルの製品をより充実させるのが今年の目標のひとつです。
より多くの方にご提案できるよう頑張ります。
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オープンシェルフができました。
おおよその大きさは、幅2.4m、高さ1.4m、奥行30cmです。
シンプルで軽い感じのものを作ろうと思いました。
構造的にもシンプルにしたかったり、運搬のことを考えたりで、
ノックダウン(組立式)になっていて、材料は全部でこれだけです。
樹種はアルダーです。
素地の状態だと、少しピンクがかった白っぽい木ですが、
オイルを塗ると赤みが強くなってきれいな色になります。
先日、納品に伺いました。
本棚としてお使いになるとのことで、早速収納。
きれいにすっきり納まり、喜んで頂けました。
大きい本棚、うらやましいです。
うちのショールームのも早く作らなくては。
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コーヒーメジャースプーンを製作しています。
少しずつ旅だって行き、ほぼ在庫切れになってしまっていたので、
合間をみてちょっとずつ製作してしています。
今回はブラックウォールナット。
ひとつはお待たせしているお客様に即納品予定です。
挽き豆でご使用ということで、胡桃油の仕上げ。
日本挽きのウォールナットはやっぱり良い色してますね。
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オープンシェルフを製作しています。
ひとスパンが60cm程で、総幅が約2.4mあります。
組立式になっていて、棚柱と棚板と金物の筋交いに分かれます。
ばらばらの時はコンパクトですが、幅2.4mはなかなか大きいです。
ここまで横長のものはあまり作る機会がないので面白いです。
この写真は仮組みの状態で、ばらしてオイル塗装をします。
そして並行して新作のテーブルも製作中です。
木と金物の納まりも予定通り上手くいきました。
こちらもまだ仮組みなので、ばらして仕上げをします。
色々なものが仕上がってきて、楽しいです。
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新作のテーブルを製作しています。
樹種は久々にカバです。
天板は荒削りをして只今シーズニング中。
脚には一部金物を使います。
先日、金物屋さんで経過の確認と打合せをしました。
この写真は金物が治具にセットされている状態ですが、
いい感じで仕上がってきています。
来週にはでき上がるそうなのでとても楽しみです。
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ウォールナットの天板を製作しました。
依頼主は金物屋さん。
いつもテーブルの脚等を製作してもらっているのですが、
今回は逆に僕が天板の製作依頼を受けました。
金物屋さんへ納品して脚の取付をお手伝い。
どんな脚が付くのかは聞いてなかったのですが、
幕板や筋交いのない、とてもシンプルなものでした。
うちでも以前から同じような取付方法の脚を考えていたので、
色々と見させてもらい勉強させてもらいました。
今後ともよろしくお願い致します!
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ブラックチェリーでキートレーを製作しました。
以前にテーブルを納品させて頂いたお客様からのご注文で、
先週末、お宅に伺い取付をしてきました。
見付は玉縁に初挑戦。
とても良い仕事をする先輩の作家さんがしておられて、
僕もいつかやってみようと思っていました。
手加工の仕上げはとても集中力のいる作業でしたが、きれいにできて満足です。
お客様にも大変喜んで頂けました。
ちなみに、今回の写真はカメラがお好きな旦那さんが撮影してくださいました。
僕が上手く撮れなかったので助けて下さったのですが、
感度や絞りの調整が絶妙で、とてもきれいな写真になりました。
日誌などで、製品の魅力を伝えるには、
こういうテクニックも必要なことを、改めて実感しました。
カメラのレクチャーをして頂き、取付後はお茶もご馳走になり、
作業時間より長い間くつろいでしまいました。
あたたかいおもてなしに感謝です。
ありがとうございました!
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]]>設計士さんがご自宅の為にデザインされた、
テーブル、階段収納、本棚を製作させて頂きました。
まず、テーブル。
壁側のキッチンに平行に設置された長いダイニングテーブルです。
奥の壁側は固定の作業台、手前は置き式のテーブルです。
家族みんなで料理も食事も楽しめるのがとてもいい感じです。
テーブルは脚を倒して置くと、座卓に変身します。
こちらが階段収納です。
ロフトへ上がる階段になっていて、大きく空いた部分にはテレビが入ります。
大きな棚なので、3つのパーツに分けて搬入して、現場で組立てました。
本棚はこちらの階段室に設置しました。
高さは天井いっぱいの約2.4m、幅は約3.2mあり、こちらも現場での組立です。
巾木、棚板、側板、と順番に組立てていき、
完成です。
逃げの少ない設計でしたが、作業はイメージ通りに進みました。
きれいに納まり、設計士さんも喜んで下さいました。
ありがとうございました!
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夏の始まる頃、絵本棚を製作しました。
インターネットでうちの絵本棚をご覧になり、ご連絡を頂きました。
大変気に入ってくださっているご様子で、すぐにでも欲しい、と嬉しいお言葉。
好みをお聞きして、今回はブラックウォールナットと真鍮で製作しました。
我が家と同じくらいのお子様がいらっしゃるとのことで、
勝手に親近感を抱きながら製作させて頂きました。
この絵本棚が、お子様の成長と共に味わい深くなっていき、
ご家族の思い出づくりに一役買ってくれれば嬉しいです。
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アームチェアができました。
フレームは国産の山桜、座と背はファブリック張りです。
和の空間に合わせて、また、欅の一枚板テーブルの有機的なフォルムと対比するように、
四角や直線、水平線などを意識して、すっきりとして落ち着きがあるデザインを目指しました。
セットでスタッキングスツールも製作しました。
「並べてもきれい」もコンセプトのひとつです。
張りの仕上りもイメージ通り、張り屋さんに感謝です。
先日、松瀬酒造様へ納品致しました。
全体の雰囲気、山桜の質感、座と背の張りの具合、などなどとても気に入って下さり、
お部屋の佇まいもぐっと良くなったと喜んで下さいました。
我々も、デザイン、座り心地、納まりなど、時間をかけて考えたので、
良いものができ、喜んで頂けてとても嬉しいです。
これから新酒の仕込みが始まるそうです。
今年の新酒の試飲は、この椅子でゆっくりと楽しんで頂ければ幸いです。
松瀬酒造様、ありがとうございました!
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前々回の日誌にも少し書きましたが、
現在、アームチェアを製作中です。
滋賀県竜王町で、日本酒「松の司」を作っておられる、
松瀬酒造さん(http://matsunotsukasa.com)のご依頼です。
母校の研究室が、パッケージデザインをさせて頂いたりしているそうで、
今回も松瀬酒造さんの相談を受けた恩師が、我々を紹介して下さいました。
製作中のアームチェアは試飲室でご使用になります。
先日、「松の司」を飲む機会がありました。
とても良い香りで、フルーティーでまろやかな味わいでした。
すっきりと飲みやすく、とても美味しかったです。
お酒の飲めない僕が言うのは説得力に欠けるかもしれませんが、
日本酒のイメージが変わりました。
さて、日誌タイトルのテーブルの方はと言いますと、
これまで試飲室でお使いだった欅の一枚板と丸太のような脚を、
きちんとテーブルとして形を整える、といった感じです。
欅の一枚板は、表面が汚れてしまっていて、少し反りも出ていたので、
表面を鉋がけして整えました。
とても綺麗になりました。
そしてこれが丸太のような脚です。
なぜこのような形のものができたのかは正確には分かりませんが、
丸太の状態で芯が腐ってしまい、2つに割って腐った部分を取り除いてあるようです。
最初は何の木かよく分かりませんでしたが、樹種はクスノキでした。
荒々しかった断面を整え、2つをきれいに合わせました。
といっても形はぴったりではないので、少し隙間をとって、
ちらっと断面が見えるのがポイントです。
先日、テーブルは先行して納品しました。
とてもきれいになったと喜んで下さいました。
そしてアームチェアも組み上がりました。
今回はフレームに直張りする形なので、週末に張り屋さんに預けてきました。
直張りの椅子は初めて製作するので、仕上りがとても楽しみです。
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